給付型奨学金
ご無沙汰しております。
先日行われた、第3次安倍第2次改造内閣が発足しましたが、そこで気になる点がありました。
やはり、教育。
なんと新文部科学大臣の松野博一さんが木更津出身、そして我が母校、木更津高校の大先輩であることが判明。
これは応援したいなと、地元愛の強い僕は素直に感じたわけです。
早稲田の法学部出身で相当優秀なお方だと思いますので、僕がこのように申し上げるのは大変恐縮ですが…
一度お会いして、お考えやどのような思いでここまでこられたのかなど、色々なお話をすることができないか!!なんて考えております。
就任会見でお話しされた内容はいくつかあるようですが、気になったのは『給付金型奨学金』の話。
「誰もが教育を受けられるように条件整備を進めていく。これは未来への投資である」というようなことを仰っていたみたいですが、やはり給付型奨学金には賛否両論あるみたいですね。
現在は私立で一部給付型を導入しているところはありますが、大半の人が貸与型の日本学生支援機構の奨学金を利用している状況で
同機構の奨学金の利用者数が、2000年度では70万人程、2014年度では140万人程と倍になっており、年々利用者が増えているようです。
理由は保護者の所得の低下と教育費の高騰。
保護者の所得水準によって、子どもの進路に影響が出ているというデータがあるようです。
つまり進学を諦めてしまうようなケースが増えていると。
それは確かに問題かな、と。
であればやはり給付型の奨学金はかなり活きてきますよね。
また、貸与型であっても、長期的な視点に立ってみれば、大学に進学してほうが良い就職先を選べる確率も上がるから、投資をしても大丈夫!なんて考えもある。
ただ、借金をしてでも教育に投資するべき、とは言えない現実もあって、以前は大学を出れば正社員になる道はある程度確保されていたようですが、現在は非正規雇用も増えている…
大学を出ても、必ずしも正社員になれる時代ではない。投資が合理的に返ってくるか不透明になっていて、より投資が難しくなっている…
そうすると給付型奨学金はやはり必要か。。
ただ、反対意見の中には使途自由の形で奨学金を渡すと問題が発生する可能性があることも指摘されているようです。
現在の貸与型奨学金でも、学生が遊びに使ってしまうということもある。(実は僕もその一人…。。。当時の自分を振り返ると相当心が痛いです。笑 特に両親に対して。)笑えません!申し訳ありません!
また、低所得者層であればあるほど、家庭に問題を抱えている可能性も高まり、奨学金が正しく使われないことも多いようです…
なので、使途を学費に限定して、日本学生支援機構から大学に直接振り込むという選択肢もあったりとか…
色々言われていて、正直良いところも悪いところもあると思います。
でも僕が個人的に感じているのは、やはり学生個々のハートじゃないかと強く思っております。心です!ハートです!
僕も若者の一人ですが、若者のパワーは途轍もない爆発力があると思いますし、無限大だと思います。
僕も家庭が裕福ではなく、人よりは苦労した方だと感じておりますが、ここまでハートだけでなんとかなっている気がします!
なんとかなっていないかもしれませんが!
なので、まずは、子どもたちのハートを育てることが何よりも大切なのではないかと思います!
そこに具体案があるわけではないのですが、子ども一人一人が夢を全力で追い続けることができるように、ちょっとだけ先輩の僕たちが全力で夢を追う姿を背中で見せ、そして子どもたちの夢を全力で応援し続け、虹色の選択肢を与えてあげるべきなのではないでしょうか!!
申し訳ありません、最後大分話がそれてしまったかもしれませんが…
教育を選択していく金銭的問題の前に、もっともっと大切なことがたくさんあるのではないかと、いうことでございました。
未熟者が生意気なことを申し上げます失礼をどうかお許し下さい。
虹色の会も頑張りましょう。
僕も日々精進します。
曵田